初心者水槽 第1話

■2009/9/12
数日前、子供がザリガニを捕まえてきた。
虫かごに水を1cmぐらい張ってザリガニを飼っていたが・・・
すぐに水が臭くなる。
そこで、ちょっと水槽で飼ってみようかな。て感じで初心者水槽は始まったのでした。


まず、モノグサな私はなるべく水換えをしたくないので、調べてみると。

流れる水は臭くならないらしい。
水中に酸素が無くなると水中の有機物が腐って臭くなる。
(よって有機物の無い純水も臭くならない。)

もう1つ。

食べ残したエサや排泄物はバクテリアが分解する。
バクテリアは底砂や、フィルターに住み着く。
バクテリアが定着すると水質は安定するらしい。
(定着するのは1ヶ月ほどかかるらしい)


そこで、用意したものは、水槽、外掛け式フィルター、底砂、ぶくぶく、水。
水槽:::35cm水槽っていうのかな?(幅35cm、奥行き20cm、高さ25cm)水槽とぶくぶくだけは持ってた。
外掛け式フィルター:::KOTOBUKIプロフィットフィルターF1を購入。これで水の流れを作る。
底砂:::家の裏の水路の砂利を取ってきて水道水でひたすら洗ったものを2cmほど敷き詰めた。ザリガニには底砂が必要らしい。
水:::水道水を水位19cm程度入れカルキを抜くために外掛け式フィルターを動かしながら半日ほど放置した。後で知ったのですが、カルキ抜きという便利なものがあるんですね。しかも100円ショップで売ってた。
あと、ろ過するバクテリア(日本動物薬品)を購入し投入

最後にザリガニを投入。


後から知ったのだが

バクテリアの元みたいな市販バクテリアは使わない方がいいらしい。
家の空気中に居るバクテリアが住み着くのを待ちましょう。
市販バクテリアのせいで家のバクテリアが住み着けなくなる可能性があり、そうなると、永久に市販バクテリアを補給し続けなければならないとのこと。


■2009/9/13
ザリガニ1匹というのはなんか寂しいので、近くの釣り道具屋で、スジエビを30匹ほど購入。釣り用の餌として売られているもので1匹5円もしない。
スジエビをいきなり投入したら10匹ほど死亡、それでもまだ多いので、さらに間引いて、水槽内には10匹ほどとした。
餌はカマボコを与えていたが、ここで、キョーリンの『ザリガニ・ヤドカリ・カニのエサ50g 』に変更。


■2009/9/19
さらに、近くの池でザリガニ1匹、テナガエビ1匹、タニシ2匹を捕獲し、水槽に投入。


■2009/9/20
エビばっかりじゃ面白みが少ないので魚でも入れてみようか。
ホームセンターで『ベタ』を購入。何も考えずただ綺麗だったからというのが購入の動機です。
一応水温のみ合わせて水槽に投入。
結果・・・1週間持たずに死亡。あたりまえか、なんか病気もってそうな肉食エビがうじゃうじゃいる過酷な水槽でストレスなく生きるなんて不可能だぁ。って後から思った。

ベタは弱酸性の水を好み、アルカリ性だとダメ。
あと、ストレスにも弱いらしい。


■2009/10/4
最近、水槽内の生き物が減っている。おかしい。
2匹いるはずのザリガニが1匹しかいない。
10匹いるはずのスジエビがだんだん減ってきて3匹しかいない。
食われたのか?と思っていたら、水槽の外で干からびていた・・・
ザリガニは脱走、スジエビは食われたり飛び出たりということか。

ザリガニは脱走名人なので蓋が軽いとダメらしい。

とりあえず水槽の蓋に重りをのせました。


水が臭くなったら適度に水換えしようと思っていたが、全然臭くならない。
フィルターの活性炭が効いているのか、外掛けフィルターで水を絶えず動かしているのが効いているのかは解らないが、結局は水換えは1度もしておらず、水が少なくなったらカルキ抜きした水を足す(水位は18〜19cmを維持)というのみ。
水はほぼ透明を維持している。


■2009/10/11
ph(ペーハー)について

phは0.0〜14.0の数値で酸性・アルカリ性の程度を表す。
7.0が中性、7より小さいと酸性、7より大きいとアルカリ性
なお、6ぐらいを弱酸性、8ぐらいを弱アルカリ性と言う。


テトラ試験紙でph計ったら相当なアルカリ性。ph9ぐらいありそう。
ネットで調べてみると。

水をアルカリ性に傾けるものとして、
活性炭
・貝類(カルシウムが溶け出すから)
逆に酸性に傾けるもの
・流木(ただし、水に色が付く可能性あり)

ph対策として、外掛け式フィルターのフィルター部分から活性炭を取り除いた。
そろそろバクテリアが定着してるかな?バクテリアがいれば活性炭なくてもいいのではないだろうか。
あと、流木入れたかったけど、無いので割り箸(10本ぐらい束ねたもの)を投入。結構かっこわるい。


つでに解ったこと。

水槽に直射日光を当てると、コケが発生しやすいらしい。
コケがあるとアルカリ性になるそうな。
それと、強いエアレーションもアルカリ性になる。
活性炭は2週間程度で交換する必要あり。永く使うと毒を吐き出すらしい。

強いエアレーションとは、私の水槽みたく外掛け式フィルターとぶくぶくのダブルエアレーションのことか?
なお、直射日光が当たらない場所に水槽があるためか、コケは全く無い。


■2009/10/18
水がちょっと茶色くなってる。割り箸入れてるのが原因か?
テトラテストでph 7.3ぐらい。いい感じかも。


■2009/10/19
割り箸を取り出した。
あと、底砂をちょっと触ったら細かいゴミみたいなのが舞い上がる。
掃除しようかと思い、調査したところ・・・
浮泥(ふでい)と呼ばれているものらしい。

浮泥があるのはバクテリアが機能し出している証拠。
浮泥は多くの生き物の餌にも適しているらしい。
浮泥を巻き上げるとphが急に変動するのでよくない。

ということで、そのまま放置。
モノグサなので、掃除しなくていいのはありがたい。ほんとに大丈夫なのか?


■2009/10/21
スジエビが1匹テナガエビに食べられていた。
あと、タニシが砂に潜っている。
寒くなると潜るんですね。死んだのかと思ってた。


■2009/10/23
現在の水槽
・ザリガニ 1
テナガエビ 1
スジエビ 2
・タニシ 2
・巻貝 1〜?
水温 21.9〜24.8度
ph7.0ぐらい。


ここまでの感想。
こんなにモノグサでいいのか?てぐらいに水槽の掃除は全くしてない。
掃除はエビとタニシとバクテリアにまかせっきりです。
当初の構想よりもはるかにモノグサ管理。
私は餌やって水足してるだけ。あ〜楽チン。